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ゴールは「予測」する事

日々、ヒトの生活の中には膨大な「情報」「コミュニケーション」「思考パターン」が生まれ、消えてゆきます。
ふと目に入ったもの、雑談、閃いたアイディアや「当然」と思っている価値観含めあまりにも自然な行為の為、
無意識にそれらに接し各々の意味や価値をあまり深く考える事無く、「流れの中」で対応し続けています。

では、特にビジネスにおいて「情報」「コミュニケーション」「思考パターン」を活用する最も重要な意味・価値とは何でしょう。


それは「予測」だと考えています。

次に起こる事は何か、その時どの様に行動すべきか、又は先んじて行動する事は何か、と言う「予測」です。
逆に、それに備える為の情報収集・分析・意思決定の手段が「情報」「コミュニケーション」「思考パターン」だと言えるでしょう。

従って、如何に「情報」「コミュニケーション」「思考パターン」を駆使し特定の事象に対応したとしても、「予測」を生まない、
又はその一連の行為から「予測」が導かれない時、それは「新たな情報の一部分に組み込めるかもしれない、単なるデータ」
となります。
※ここでは「データ」の中に「知識」と言う語彙も含みます。


例えば・・時々会話の中に出てくる「本質的には・・・と言う事」「結局・・・と言うだけの事でしょ」等の、所謂「身も蓋も無い」
意図に出会うと、大抵その後は沈黙が続き「で?」と言う顛末に至り、最後には何がしかの「本質」らしきものを
手に入れた代わりに大きな虚無感を感じてしまう事があります。

それは与えられた(知覚できたパターン×シーケンスを持つ)「情報」を、その受信者の解釈の中で単なる「データ」に
逆戻ししたに過ぎず、言い換えれば元情報の中にある数多くのパターンとシーケンスを除外し、その受信者にとって
最も判り易く都合の良い最小のパターン、若しくはそのシーケンスに編集された状態にした、と言う「だけの事」です。


勿論、本質は非常に重要、と言う事は疑いがありません。

それは一つの事象を構成する様々なパターンとそれらパターン間の関係/シーケンスの中から、中心となる
最小ブロックを抜き出す事であり、そのブロックが存在しないと元の事象自体が無い、変化してしまう様な部分だと思います。

しかし同時に、本質は現れた瞬間にひとつの「データ」になり、再度「情報(予測)」を生み出す為に活用されない限り
本質と言う名の「凍りついた解釈のひとつ」として消えてゆく事になってしまうと感じています。
(「予測」する事に値しない、元々がデータとしての位置付けにある事象は除きます)


ここが「線の思考」を乱用した時に、多々もたらされる可能性のある「悪しき最適化」「本質論に終始する不毛な議論」を
生み出します。つまり、送信者・受信者共々「予測」を伴わない「情報」「コミュニケーション」「思考パターン」であったとしても、
手順を整えれば「パターン×シーケンス」が再構成され、時間を尽くした議論を行った気になってしまいがちになる、
と言う意味です。それは何も生み出さないと同時に、多くの時間と「可能性」を奪ってゆきます。


「予測」こそ「情報」「コミュニケーション」「思考パターン」のゴールであり、次の「行動」のスタートを示してくれる意味・価値であり、
「本質」ですらその為の「データ」だと考えています。

※「記憶≒データ・知識」と考えると、実は「予測」こそ「知性」とは言えるのではないでしょうか。

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